雑記

『星の花が降る頃に』をクィアな視点で「読むこと」

『星の花が降る頃に』という教材 最近、なんかモヤモヤするよね〜と話していた教材。かんたんなあらすじ。 中学生の"私"には、夏実という小学校からの親友がいた。けれども、クラスが別になると徐々にすれ違うようになってしまう。思い出の銀木犀の花をきっ…

アセクシュアルスペクトラム アンブレラ――Aegosexualとオタクについて

Aro/Ace アロマンティック/アセクシュアルについては、検索すれば(まだまだ十分とは言えないにしても)基本的な紹介記事やコミュニティを知ることができると思うので、今回はもっとそのスペクトラムの細かいところ、アセクシュアルアンブレラの一部について…

オタクとクィア

いつも何かの話をするとき、わたしの話をすることになるのですが、それはわたしがわたしについて書かなければいけないと思っているからで、つまり今回もわたしの話からになります。 自分を何と呼べばいいの わたしはBLが好きなBL愛好者です。今風により詳し…

文学オタクだった 

高校生だったころ、私は文学オタクだった。少なくともそういう自覚だった。 古典も近代文学も現代文学も、日本の作品も海外の作品も、詩でも小説でもエッセイでも、面白そうだと思ったらすぐ手に取って、一日で読み終えてしまっていた。 中でも好きだったの…

推しがわからん

わたしはアイドルやアニメ・漫画のキャラクターを好きになる。でも、推しがわからない。 友だちや知り合いと話していると、「推しがこれこれこうでね、こうだった~」という会話になることがある。けっしてその人にとっての「推し」が「ある」ことを否定した…

恋愛友情境界不明問題とぴったりの箱

恋愛がわからない。友情がわからない。性愛がわからない。 例えば、強い感情を向け合っている二人がそこにいて――二人の間にあるものが何なのか、説明できる人がいるのだろうか? 既存の言葉で「友達」や「恋人」と説明しているだけで、実は当人たちにすら――…